日本語は、僕自身(早川)が教えています。大体、奥様が日本に行かれるまでに、講義、自習含めて240時間以上の勉強ができます。事務所は常に開放されており、結婚された女性で、特に仕事や学業に就かれてない方は事務所に来てもらって、講義を受けたり、自習をしたりして勉強してもらっています。また、近所にいる女性なら結婚や婚約しなくても講義に参加して勉強できるようにしています。

以前には、タイにもあるECC語学学校や講師を使って教育を試みましたが、いったん学費を払ってしまうと、いたずらに時間(コマ)を消費することに執心しまるで学生の成績の向上に責任を持たないので、自分で教えることにしました。さらに、そういう学校では簡単な挨拶や日常会話のみで、文法の根幹がなおざりです。

動詞を会話の「背骨」であると唱え、その大切な日本語における動詞の変格を丁寧に教えています。僕のもっとも、良くないと思っているのが、日本語を安直に話す方法を身に付けてしまうことです。

 正 × 誤
行かない 行くない
行くことが出来ない 行く出来ない
行きますか? 行くですか?
買いたい 買うしたい
行ってください 行くください

このような話し方は、不法に日本に滞在する、アジア女性によくみられる話し方です。このような話し方では、不法滞在(まともな教育をうけずに日本に来た。)という風にも思われかねないので、奥様がそういうふうな、低い扱いや誤解されないためにも、特に力をいれて教えています。難しいと言ってここをを避けて通ると、まともな日本語になりませんので、大切だと思います。逆に日本語を文法的に正しく話すとても尊敬され評価も高くなるでしょう。


日本語 授業 タイ

授業中。
皆さんまじめです。

事務所の1Fで教えています。

 

     


日本語 授業 タイ 事務所兼教室の様子

手前に見えているパソコン2台が結婚した女性が自由につかえる、端末です。

 
 

 

 

飢餓
空腹で倒れ、子供がはげ鷹に狙われている、衝撃的な写真
(注)日本人は学業は美徳であり、生涯学習、自己啓発など常に学ぼうとしています。しかし、あまり世界に目を向けなかったり、しつけを十分にうけてこなかったタイ人は、勉強をすることを頭の悪い人がするものであると思っているようです!(←えーっ?と思いますが、これ本当)ですから、「勉強してください」と言うと、自分が馬鹿であるとみなされているような感覚になるのか、なかなかまじめにしようとしません。学生は学生(半人前)だから勉強しなくてはならない。しかし、いったん卒業し、大人になれは勉強は必要ない、と言う風に考えています。ですから、タイ人に物事を教えるのは難しいし、こんな考えでいるから世界の常識としてタイ人が怠け者(プライドが高い)と言われているゆえんです。

↓黒板の様子です。主に、動詞と助詞を丁寧に教えています。黒板の左の上の方には、右にあるような、アフリカの飢餓の子供たちの写真を貼り付けていて、食事に困らないことや、勉強できる環境にあることを恵まれた事であるという事も啓蒙しています。そうでないと、勉強をサボろうとします。(注)

また、感謝の気持ちや、満足を知るようにも教えています。プミポン国王も上は政治家の腐敗から末端の国民の貧困なのに物欲に負け、車やバイクをローンで買い借金漬けの生活スタイルにいたるまでタイ国民の無節操な物欲にあきれ果てられていて、「身の丈に合った、消費」(セータキット・ポー・ピアン)というスローガンを掲げておられ、国の至るところに、国王の写真とそのスローガンを見ることができます。

また、黒板の左の上の細かいタイ語は、
「彼ら(飢餓の子供たち)が、もし生きながらえることができたら、怠け者でいるだろうか?」
「もし、彼らが、生きながらえることができたら、好き嫌いをいうだろうか?」と書いています。タイ人は、怠け者であると、おおむね世界の常識のように思われていますが、これは、道徳教育やしつけの不足からくるものだろうと思われます。少しでも、教えておかないと厳しい道徳観のある日本に行ってから感覚の違いにカルチャーショックを受けると思われます。日本人は、そのすばらしい(海外にいると日本の凄さが見えてきます。)伝統に受け継がれた、観念や思想が知らず知らずのうちに、ふさわしい振る舞いをさせているのだと思います。しかし、タイなど、東南アジアの国々にはそういった伝統はないようです。
日本語以外にも教えることが多いのです。

そんな、タイ人でも必然性を感じると、勉強をします。必然すなわち、自分が一人で買い物に行ったりなどして、日本語が話せなくて苦労すると、その必要性を感じ勉強するのです。そんな、タイ人に一生懸命教えています。前述のタイにある日本語学校や教師が「教えてもどうせ、勉強しないのだから適当でいい。」と思ってしまうのも仕方ありません。しかし、日本人男性と結婚した女性が今までと同じような発想で日本に行くという訳にもいきませんので、包括的に地道に教えている次第であります。

黒板



 
●難しい動詞・形容詞の変格活用は、下の画像のようなプリントを作り活用しています。画像は一部分ですが、A4の用紙を5枚つなげた、大きなものです。
動詞は以下の表のように少しずつ変化し意味やニュアンスが変っていきます。
あきます あけたいです

あけません

あきますか あけたいですか

あけないでください

あかない あけかた あけたことがあります
あけましょう あけなければいけない あけました
あけましょうか あけてください あけましたか
あけたい あけない あけていいですか

このような変化を、最後が“く”で終わる単語(例:書く)、最後が“ぐ”で終わる動詞(例:急ぐ)、最後が“す”で終わる動詞(例:押す)などのように、最後の送り仮名によって、変化の仕方も変わってきますので、細かく分け、ほとんどの動詞の変化を網羅しました。

国語を勉強していたときには、理解できていなかった国語の文法が、おかげで理解できました。結婚された女性が美しい日本語を話せるように少しでもお手伝いできる事を期待しています。言葉の勉強は、結果が3ヶ月遅れでやってくると言われています。今、やってることは、すぐには結果にななりませんが、正しい日本語の基礎や、こういう変化があるのであるということを先に知っておくだけでも、後々日本に行ってからの勉強に役立つことだろうと思います。

 

日本語テキスト

●動詞の変格表のオリジナル教材